【学研CAPA 2007年01月号 巻頭特集見開きとびらカット】

カメラの物撮りで、いちばん気を使うところはレンズの映り込みです。レンズは球面なので、平面とは違いいろいろな角度のものが反射して映ります。つまり周囲の広範囲映ってしまうことになります。この特集はレンズがテーマだったので、レンズの前玉にきれいな面光源が映り込むようにセットを組み、マクロレンズで寄り、部分的に切り取ることで迫力を出しています。また、絞りを開け被写界深度を浅くすることで「ED」の文字を引き立たせています。カメラのことを知っている人が見るとレンズのコーティングなどの色と「ED」の文字の組み合わせに秘めた意味は分かるかと思いますが…。レンズの映り込みの処理はやっかいですが、きれいな映り込みを作ってあげると、そのレンズによってそれぞれのコーティングの色などが変わるので結構楽しめますよ。

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